#5富士登山 その2(ツアーについて)

 私は、旅行会社の主催するツアーに参加しました。
 麓(フモト)から登山を開始する1泊2日のツアーです。

 内容は
・吉田登山道の一合目(イチゴウメ)(標高1450m)から登山開始
(登山道は、麓が一合目、登っていくにつれ、数字が増えて山頂が十合目となります。)
・山小屋(六合目)で1泊
・起床&山小屋出発(午前1時)
・山頂に向かう途中でご来光
・山頂到着(10時頃)・お鉢巡り(オハチメグリ)(十合目・標高3,776m)所要時間約1時間
・下山開始(11時半頃)

 それでは参考になりそうなことをつらつらと。

【高山病】
 多くの方(ツアー)は、五合目(標高2,300m)までバスで登り、そこから登山を開始します。
高い地点に慣れないうちに登山を開始するため、高山病にかかりやすくなります。
私が参加したツアーでは、一人も高山病にかかりませんでした。
(一合目から登山を開始する場合でも、神社などを2〜3時間かけてまわり、高地の環境に慣れるスケジュールが組まれています。)

【ガイドさん】
 ツアーの良い点は、経験豊富なガイドがいることです。
ツアー日より前でも、ガイドからアドバイスをもらうことができます。
私は、荷物のことで、事前に担当のガイドに質問をして、アドバイスをもらいたいへん助かりました。皆さんも、わからないことや不安なことは、どしどし聞いてみてください。

【歩き方(カタ)】
 ツアーに参加する場合は、歩き方の習得がコツです。
先頭を歩くガイドのすぐ後ろについて歩き方を習得するとい良いです。
または、ツアーの一番後ろから登ることです。(後ろからのプレッシャーを感じることがありません。)ツアーの後ろの方から登る人たちは、登山経験者が多いので、この人達の歩き方を真似するのも良いです。
 避けたいのは、ガイドから2〜3番目に並ぶことです。
1番目の人は、登山未経験者です。ガイドの歩き方を、うまく真似できないので、悪い見本を見ることになります。

【コンタクト】
 またツアーは、起床するとすぐに出発です。コンタクトを装着(ソウチャク)したい場合は、起床時間より早めに起きてください。

【冷え性(ショウ)】
 登頂中は遅れる人を待つことはありません。
最後尾に付くガイド(ガイドは2人つきます)が遅れた人をケアし、場合によっては登頂を断念させたり、後から来る別ツアーの組に合流させたりします。
 下山は各自のスピードで、バスが待っている集合場所まで下山します。
ただし、山頂から少し降りたところまで全員で行動します。山頂付近は天候が急変します。晴れていても、急に雲がかかり雨が降りだします。
遅れる人がいると、ここで待つことになります。雨が降る中待ち時間が長いと手先が冷えますので、冷え性の方はご注意ください。

 それでは、皆さんも登頂してみてください。